勉強方法(2)知識の量と質のチェック

司法試験は、知識の量のチェックを短答式試験で、知識の質(整理)のチェックを論文試験で行っていたようです。毎年、4万人を超える受験生が短答式試験を受験し、4千人程度合格し、その合格者が論文式試験を受験し、400~450名程度合格する。この時点で合格率が1%台ですが、司法試験はこの後に、最後の難関「口述試験」といわれる面接試験がありました。もっとも、この最終試験の「口述試験」で落ちる人は、口述試験受験者の1%程度でしたが、精神的には過酷な試験でした。

ここまで過酷な試験ですと頭の良し悪し、運の良し悪し、など様々な要素が絡まり合って合否につながると思われますが、最終的には、適度な量の知識とその知識を効率的に整理できる人から合格していったようです。はやい人では、2年から4年程度で合格する人がいました。大学に入学して、2年生の時に勉強を始めても、はやくて4年生の秋口の合格発表が最短ですから大学生の現役合格は、非常に難しいものがありました。

ここまでくると、頭が良いかどうかより、要領の良し悪しが重要な試験であったと言えるでしょう。決して、頭の良い人が最初に合格する試験ではありませんでした。
とにかく、長い間、集中して勉強を強いられますので、忍耐力が最も必要となり、本当に頭の良い反応の速い人には、むしろ向かない試験ともいえました。

旧司法試験の話をしてまいりましたが、一般に国家資格試験は、同様の傾向があります。比較的自分の頭脳に自信のある方が数多く挑戦し、思わぬ苦戦を強いられている人が非常に多いのが現実です。

結局は、どんな資格でも本質は同じです。その本質を見極めないで、適当に突っ走ると大変なこととなるということを知っていただきたいと思います。これは起業の際の経営にも当てはまります。まずは、学習計画(起業なら事業計画)につきます。やるべきことの量(やる範囲)と質(整理)のバランスがすべてを決めるといっても過言ではありません。

 

                                (文責 田中正彦)

相続は財産の承継のみならず   あなたの心をつなぎます・・・

 これから降りかかる老後の諸問題をどれだけ冷静に受け止め、解決していくことができるか、一歩一歩、前に進むことが大切だと考えています。

 

 

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