ビジネスリスクを認識するとは、
大きく自分の起業(起業)に対する環境の変化を読み取ることです。
私たちは、社会の中で、個人や法人さらには国を相手に財産やサービスに関しての取引を行っています。
今、起業により独立開業を考えているみなさんは、ご自分の起業を広範に展開していくうちに取引先を中心とした人々との利害関係が多数発生してくると思います。
このような人々との関係は、複雑な展開をみせることが、よくあります。すなわち、事業展開の上で、みなさんの事業に対するリスクとなって押し寄せてくる場合があります。
では、どのようなリスクが押し寄せるのでしょうか。
経済活動上のリスクとしては、取引先等との法的な紛争(訴訟リスク)に巻き込まれることをあげることができます(債務不履行や不法行為による損害賠償問題など)。また、投資の失敗などによる損失の発生(投資リスク)なども考えられます。
次に、自然要因によるリスクとして、地震、台風(大雨による自然災害)、火災の発生リスクなどがあります。
これからの事業は、このようなリスクを適切に管理し、それらのリスクに対して、その回避、低減、移転又は受容など、適切な対応をいかにスムーズに行えるかにかかっています。
みなさんは、今後、起業後の事業展開のなかでさまざまなリスクにさらされることと思います。そのとき大事なことは、経営者として、それらのリスクに対して、いかに適時適切に識別・認識・評価するという行動パターンを身につけるかということです。そして、できるだけ時間をかけずに意思決定するという作業に移ることです。
たとえば、取引先の倒産などにより、売掛債権の回収が難しくなるリスクに直面した時、対応策としては、
a.倒産する可能性の高い取引先とは取引をやめることでリスク回避をねらう。
b.取引先ごとにクレジットラインを設定し、安全な企業は枠を大きくし、倒産の危険の高い企業は枠を小さくすることでリスク低減を図る。 c.売掛債権をファクタリング会社に譲渡することで、リスクを移転する。 d.何ら、対応策をとらない。
などが考えられますが、実際問題としては、完璧にリスクから逃げることは難しいといえます。もし、リスクを避けられない場合は、少しでも、リスクによる傷口を小さくすることが重要です。リスクに対しては、事前的予防はもちろん、事後的にも 最悪の状態にならないようなアプローチが必要だと思います。
だから、リスクヘッジのための常日頃の勉強が経営者には必要になるのだと思います。
MICは、このような場合のため あなたの「もっとも身近な相談相手として」 あなたと一緒に歩いていきたいと思います。
電話 03-3206-1531
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